「映画の中のジャズ、ジャズの中の映画<入門編>」
上島春彦(映画批評家)

 二十世紀はジャズと映画の時代であったが、両者にはどこかすれ違いの印象もある。ジャズの生まれる瞬間を映画は捉えそこなっている。そう考える者も多い。だがそれにしては結構あの人もこの人もスクリーンで見られるのだ。というわけでルイ・アームストロングやエリントン、さらにはアステアを超える(?)黒人タップの至芸まで一気にお見せしちゃいます。本講演はいわば「映画の國」サイト連載「映画の中のジャズ、ジャズの中の映画」の入門編と呼ぶべし。