ルートヴィヒII世のためのレクイエム

Ludwig- Requiem für einen jungfräulichen König 1972年(134分)

監督・脚本/ハンス・ユルゲン・ジーバーベルク

撮影/ディートリヒ・ローマン

出演/ハリー・ベア ペーター・ケルン ペーター・モーラント ギュンター・カウフマン

バイエルン国王であり、リヒャルト・ヴァーグナーのパトロンとしても知られるルートヴィヒII世(1845-1886)。ヴァーグナーのオペラを髣髴とさせる書き割りセットを背景に、ルートヴィヒII世をめぐる夢幻的な物語が、ヴァーグナーからヒトラーを結ぶドイツ史を照らし出す。既存の映画美学を否定する「未来の音楽としての映画」として制作された「ドイツ三部作」の第一作。