クリス・マルケル・セレクション特別企画
上映+トーク「クリス・マルケルとロシア・ソヴィエト」
Chris Marker et la Russie / URSS

2015年8月7日(金)
会場:アテネ・フランセ文化センター

『アレクサンドルの墓』でクリス・マルケル監督からオマージュを捧げられたロシアの映画作家アレクサンドル・ メドヴェトキン(1900-1989)。その代表作『幸福』の上映と、パリ第三大学映画学科のクリスティアン・ フェゲルソン准教授(映画社会学者)をお招きしてのトークを急遽開催。
フェゲルソン准教授は『シベリアからの手紙』(1958年/クリス・マルケル監督作品)についての論文をすでに 書かれており、現在、雑誌CinémActionのクリス・マルケル特集号を準備中。
なお、同時代のロシアの 映画作家ジガ・ヴェルトフの代表作『カメラを持った男』も参考上映します。

■スケジュール

8月7日(金)

16:00 「カメラを持った男」(参考上映)/「幸福」(計138分)
18:20 トーク「クリス・マルケルとロシア・ソヴィエト」
ゲスト:クリスティアン・フェゲルソン(パリ第三大学准教授/映画社会学者)
19:20 「幸福」「カメラを持った男」(参考上映)(計138分)

■上映作品

幸福

幸福
Счастье
1934年(65分)

監督・脚本:アレクサンドル・メドヴェトキン

貧農フムィリの「幸福」の探求を通じて、農村における 新旧勢力の対立を描いた寓話的コメディ。煽動宣伝映画の 枠に収まらない綺想にあふれ、『最後のボリシェヴィキ』 アレクサンドル・メドヴェトキンの代表作となった。 クリス・マルケルの『アレクサンドルの墓』はこの 映画作家に捧げられている。

■参考上映

カメラを持った男

カメラを持った男
IЧеловек с киноаппаратом
1929年(68分)

監督/ジガ・ヴェルトフ

人間は映画キャメラを持つことで、その能力を広げることが できる。映画ならではのさまざまな手法を提示し、映画が 生み出す多様な可能性を説明し尽くすことを目指した ドキュメンタリー。観客にキャメラの存在を察知させない 劇映画を批判してきたヴェルトフ=〈映画眼〉の集大成であり、 監督の名を世界に知らしめた傑作。


■トーク後入替え
■全作品35mm上映
■日本語字幕付

■料金
一般=1000円
アテネ・フランセ文化センター会員=800円
※「クリス・マルケル・セレクション」の通券もご使用できます。
※「クリス・マルケル・セレクション」の半券をご提示いただければ会員価格(800円)となります。

■会場・お問い合せ

アテネ・フランセ文化センター
千代田区神田駿河台2-11
アテネ・フランセ4F
JR 御茶ノ水・水道橋駅より徒歩7分
03-3291-4339

■主催

アテネ・フランセ文化センター