クリスティアン・ペッツォルト:幻影三部作
Christian Petzold:Gespenster-Trilogie
2014年4月9日(水)-4月11日(金)(3日間)
会場:ドイツ文化会館ホール(青山)
2000年代に台頭した「ベルリン派」の中心人物にして現代ドイツ映画を代表する映画作家クリスティアン・ペッツォルト。そのフィルモグラフィーの中核を成す「幻影三部作」を特別上映します。
私は愛が生まれるところを映画に撮りたい。ありさまではなく抵抗をだ。「ああ、二人は愛しあってる」といった愛のシーンは我慢ならない。誰もが愛はこの世で最も美しいと装っている。だが、それには抵抗が含まれていて、誰も自ら恋におちようとはしない。なぜなら、それがどんな問題を引き起こし、安定がどう奪われることになるか分っているからだ。そんな引き裂かれた状態を撮るのが面白いと思う。
クリスティアン・ペッツォルト(映画作家)