ロシア・ソヴィエト映画 連続上映
第18回 アルメニア監督 ゲンリフ・マリャン
2016年11月19日(土)、11月20日(日)
会場:神戸映画資料館
アルメニア映画の代表的な監督、ゲンリフ・マリャンの二作品。いずれもロシア語版35ミリプリントでの上映。『三角の家』は日本語字幕を新たに作成し、本邦初上映。
アルメニア映画の代表的な監督、ゲンリフ・マリャンの二作品。いずれもロシア語版35ミリプリントでの上映。『三角の家』は日本語字幕を新たに作成し、本邦初上映。
■上映スケジュール
11月19日(土)
13:30 | 『三角の家』(84分) |
15:15 | 『ナーペト』(93分) |
11月20日(日)
13:30 | 『ナーペト』(93分) |
15:20 | 『三角の家』(84分) |
■作品解説
「三角の家」
Треугольник
1967年/84分/35mm アルメンフィルム
監督:ゲンリフ・マリャン
脚本:アガシ・アイヴァズャン
撮影:セルゲイ・イスラエリャン
美術:ラファエル・ババヤン
音楽:エドゥアルド・バグダサリャン
出演:アルメン・ジガルハニャン、フルンジク・ムクルトチャン、ソス・サルキシャン、パーヴェル・アルセノフ、ズラーブ・ラペラッゼ、ミハイル・オフセピャン、インナ・アラービナ
アルメニア西部、トルコとの国境近くにある街、レニナカン。「三角の家」と呼ばれる鍛冶場の、五人の鍛冶職人たちの人生模様と、戦時下のアルメニアを、職人の息子である少年の目を通して寓話的に描く。少年が憧れるアメリカのサイレント映画からの引用も楽しい。今回、投影方式の日本語字幕を作成し、本邦初上映。
「ナーペト」
Наапет
1977/93分/35mm アルメンフィルム
脚本・監督:ゲンリフ・マリャン
原作:ラチヤ・コチャール
撮影:セルゲイ・イスラエリャン
音楽:アレクサンドル・アルチュニャン
出演:ソス・サルキシャン、ソフィク・サルグシャン、ムゲル・ムクルトチャン
オスマン帝国時代の虐殺や1920年の赤軍侵攻によって、民族としての危機にされられたアルメニア人の運命を、家族を失った一人の男の心の傷とその再生を通じて物語る。主人公ナーペト役は、『惑星ソラリス』のソス・サルキシャン。全ソ映画祭で大賞と撮影技術賞を受賞。