ロシア・ソヴィエト映画 連続上映
第20回 ペレストロイカの時代1

2017年3月25日(土)、3月26日(日)
会場:神戸映画資料館

ソヴィエト映画を上映するシリーズ。ソ連最後の最高指導者、ゴルバチョフ書記長により進められた改革運動「ペレストロイカ」は映画界にも大きな影響を与えた。タブーとされてきたテーマを扱った作品や検閲による上映禁止からようやく公開にいたった作品を上映する。

■上映スケジュール

3月25日(土)

13:30 『テーマ 田舎の出会い』(98分)
15:30 『自由はパラダイス』(78分)

3月26日(日)

13:30 『自由はパラダイス』(78分)
15:10 『テーマ 田舎の出会い』(98分)

■作品解説

テーマ 田舎の出会い

テーマ 田舎の出会い
Тема
(1979年/98分/35mm)モスフィルム

監督・脚本:グレーブ・パンフィーロフ
撮影:レオニード・カラシニコフ
出演:ミハイル・ウリヤーノフ、インナ・チュリコワ、エフゲーニー・ヴェスニク

体制に迎合した作品により名声を得てきた劇作家が、友人と女子学生を伴い休暇に田舎を訪れる。その「テーマ」や亡命のエピソードにより検閲でお蔵入りとなり、ペレストロイカが始まった1986年にようやくオリジナルが公開、そして翌年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した作品。

自由はパラダイス

自由はパラダイス
СЭР
(1989年/78分/35mm)モスフィルム

監督・脚本:セルゲイ・ボドロフ
撮影:ユーリー・スヒルトラーゼ
美術:ワレーリー・コストリン
音楽:アレクサンドル・ラスカトフ
出演:ヴォロージャ・コズィリョフ、アレクサンドル・ブレーエフ、スヴェトラーナ・ガイタン、ヴィタウタス・トムクス

カザフ共和国の首都アルマアタの少年院。13歳の不良少年サーシャは、まだ見ぬ「自由」と「父」にあこがれる。その父が極北アルハンゲリスクの刑務所にいると知り脱走する。「自由はパラダイス」の頭文字“СЭР”の入れ墨は少年を見つける目印。出会った人びとの好意に支えられ少年の旅は続く。ソヴィエト版『大人は判ってくれない』と言われるボドロフ監督の出世作。




■日本語字幕付き
■各回入れ替え制

■料金
一般=1200円(学生/シニア=1000円
神戸プラネットシネマ倶楽部会員=1000円(学生/シニア=900円
アテネ・フランセ文化センター会員=1000円
※《割引》当日2本目からは200円引き

■会場

神戸映画資料館
兵庫県神戸市長田区腕塚町5丁目5番1
アスタくにづか1番館北棟2階
078-754-8039

■主催

神戸映画資料館
アテネ・フランセ文化センター

■協力

ロシア映画社