ロシア・ソヴィエト映画 連続上映
第21回 ペレストロイカの時代2

2017年7月15日(土)〜7月17日(月・祝)(3日間)
会場:神戸映画資料館

ソヴィエト映画を上映するシリーズ。ソ連最後の最高指導者となったゴルバチョフ書記長により進められた改革運動「ペレストロイカ」。今回は同時代に作られ、ソ連の変化を滲ませる3作品を取り上げます。

■上映スケジュール

7月15日(土)

13:00 『メッセンジャー・ボーイ』(88分)
14:50 『悪党』(95分)
16:45 『宿なしレオニード』(88分)

7月16日(日)

13:00 『宿なしレオニード』(88分)
14:50 『悪党』(95分)
16:45 『メッセンジャー・ボーイ』(88分)

7月17日(月・祝)

13:00 『メッセンジャー・ボーイ』(88分)
14:50 『悪党』(95分)
16:45 『宿なしレオニード』(88分)

■作品解説

メッセンジャー・ボーイ

メッセンジャー・ボーイ
Kuryer
(1986/88分/35mm)モスフィルム

原作・監督:カレン・シャフナザーロフ
脚本:アレクサンドル・ボロジャンスキー
撮影:ニコライ・ネモリャーエフ
音楽:エドゥアルド・アルテミエフ
出演:フュードル・ドゥナェフスキー、アナスタシア・ネモリャーエワ、インナ・チュリコワ、オレーグ・バシラシヴィリ

『ゼロシティ』(1990)で広く知られるようになるカレン・シャフナザーロフ監督の初期代表作で、自ら執筆した同名小説を映画化したもの。大学受験に失敗した少年を通して、新しい時代の青春を軽やかに描く。

悪党

悪党
Мерзавец
(1988年/95分/35mm)
アゼルバイジャンフィルム

監督:ヴァギフ・ムスタファエフ
脚本:ラミズ・ファタリエフ、ヴァギフ・ムスタファエフ
撮影:アレクサンドル・イリホフスキー
美術:ラフィク・ナシロフ
出演:マムカ・キカレイシヴィリ、ガサナガ・トゥラボフ、ラリーサ・ボロージナ、ガムレト・ハニザーデ

お人良しで損ばかりしていた男が、ある仕事の成功がきっかけで性格が一変し、あらゆる不正に手を染め出世してゆく。ペレストロイカへの風刺も織り込んだコメディー作品

宿なしレオニード

宿なしレオニード
Бич божий
(1988年/88分/35mm)キエフスタジオ

監督:オレーグ・フィアルコ
脚本:オレーグ・フィアルコ、ヴァレリー・トドロフスキー
撮影:エドワルド・ティムリン、アレクセイ・ゾロタリョフ
音楽:アレクサンドル・ラスカトフ
出演:ヴィクトール・プロスクリン、アレクサンドル・マルティノフ、イヴァン・ヤンチュック

刑務所帰りの泥棒レオニードは、キエフ駅で高級官僚から盗みを働くが、相手が中学時代の同級生だと気づく。二人の少年時代であるスターリン死後の1950年代末とペレストロイカの現代が行き来しつつ描かれる。




■日本語字幕付き
■各回入れ替え制

■料金
一般=1200円(学生/シニア=1000円
神戸プラネットシネマ倶楽部会員=1000円(学生/シニア=900円
アテネ・フランセ文化センター会員=1000円
※《割引》当日2本目からは200円引き

■会場

神戸映画資料館
兵庫県神戸市長田区腕塚町5丁目5番1
アスタくにづか1番館北棟2階
078-754-8039

■主催

神戸映画資料館
アテネ・フランセ文化センター

■協力

ロシア映画社