松川八洲雄


1931年8月12日、東京生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒業。新理研映画社、日映科学映画を経て、日本デザインセンターで「一粒の麦」(1962)を手がけ、以後フリーに。美術映画、文化記録映画、PR映画、テレビ作品などの多様なジャンルで創作活動を展開。1966年には、「鳥獣戯画」がイタリア・ベルガモ映画祭芸術部門大賞を受賞。生涯の監督作品数は100本に迫る。「とべない沈黙」(1966)は、自らの少年時代の体験をモチーフとして書いた松川のシナリオを、黒木和雄監督が映画化したもの。著書として「ドキュメンタリーを創る」(農山漁村文化協会、1983)などがあり、装丁、押絵も手がけた。2006年10月11日逝去。享年75。


過去の上映作品

一粒の麦 1962
鳥獣戯画 1966
今は昔 志のとおきな 1968
ヘルメットの男たち 1969
ヒロシマ・原爆の記録 1970
仕事=重サ×距離 1971
土くれ 1972
hands・手 1975
飛鳥を造る 1976
不安な質問 1979
琵琶湖・長浜 曳山まつり 1985
花の迷宮 1986
ムカシが来た 1993
オオシカの村 1993
景清の衣装 1994
青森発・縄文元年・日本〜三内丸山縄文遺跡〜 1995
神々のふるさと 出雲神楽 2002
吉野作造 マイ・ブルー・ヘブン デモクラシーへの問い… 2002
中江兆民 一粒の民主の種子を 2002
熊野古道 2006