狂った触覚

1985年(45分)

監督/平野勝之

当時、浜松市に在住し、マンガ、写真、映画など旺盛な創作活動を展開していた平野勝之の作品。街を疾走し、部屋をなめまわし、人にまとわりつくカメラが作者の視線と一致し、自分を取りまく風景を挑発する。次第にそれは苛立ちから暴力的な狂気へ向かい、観る者に荒々しい映像体験を強いる過激な日記映画。