フィリピン映画生誕百周年記念
フィリピン・シネマ・クラシックス
Philippine Cinema Classics

2020年2月25日(火)ー2月29日(土)(5日間)
会場:アテネ・フランセ文化センター

まことの母

インシアン

奇跡の女

フィリピン映画生誕百周年を記念して、厳選したフィリピンの傑作古典映画を8本まとめて上映。
最終日には、フィリピンからのゲストを招いてシンポジウムを開催し、フィリピン映画の過去・現在・未来を考えます。

【登壇ゲスト変更のお知らせ】
2月29日(土)の19:10から開催を予定しているシンポジウムにて、登壇予定のパトリック・カンポスさんの来日がキャンセルとなりましたので、以下のように変更となりました。
ご了承の上、ご参加いただけますと幸いです。

2月29日(土)19:10-
登壇者:
ジョー・アンドリュー・トルラオ(フィリピン映画開発審議会 FDCP)
石坂健治(東京国際映画祭プログラミングディレクター/日本映画大学教授)


■コメント

フィリピン映画「第2黄金期」は傑作の密林(ジャングル)

『立ち去った女』の監督ラヴ・ディアスは「フィリピン映画史の頂上は1976年」と断言する。1970~80年代のマルコス政権下、強靭な抵抗精神を潜ませたフィルムが次々と生まれた。「第2黄金期」と称される傑作の森、いやそれ以上の密林(ジャングル)状態である。その1976年を代表するリノ・ブロッカ『インシアン』をはじめ、この時期に焦点を当てる今回のプログラムは掛け値なしにスゴい! なかでも激推しは40年越しの日本初上映が叶った伝説のマイク・デ・レオン『バッチ ’81』。大学の狂信的な社交サークル(日本的には応援団の雰囲気)で展開される凄まじいリンチを独裁政権のグロテスクな戯画として笑いのめし、いま観ても相当にヤバい。サイケに着飾った女装の男子学生たちがミュージカル「キャバレー」のナンバーを歌い踊り狂う。こういうのをやらせたらフィリピン映画の独壇場。くれぐれもお見逃しなきよう。

石坂健治(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター/日本映画大学教授)

上映作品の解説はこちら

■上映スケジュール
※チケットは1回目上映開始の20分前から、当日上映分を販売します。

2月25日(火)

13:05 『まことの母』(96分)
15:20 『ノリ・メ・タンヘレ』(180分)
19:00 『マニラ・バイ・ナイト』(151分)

2月26日(水)

14:20 『バッチ ’81』(107分)
16:45 『奇跡の女』(125分)
19:30 『インシアン』(95分)

2月27日(木)

11:30 『マニラ・バイ・ナイト』(151分)
14:35 『シスター・ステラ・L』(104分)
17:00 『カルナル 愛の不条理』(110分)
19:30 『まことの母』(96分)

2月28日(金)

13:05 『シスター・ステラ・L』(104分)
15:30 『カルナル 愛の不条理』(110分)
18:00 『ノリ・メ・タンヘレ』(180分)

2月29日(土)

12:10 『インシアン』(95分)
14:25 『奇跡の女』(125分)
17:10 『バッチ ’81』(107分)
19:10 シンポジウム
登壇者:
ジョー・アンドリュー・トルラオ(フィリピン映画開発審議会 FDCP)
石坂健治(東京国際映画祭プログラミングディレクター/日本映画大学教授)

■各回入れ替え制


■料金

一般=1500円 通し券=10000円
学生/シニア=1300円

アテネ・フランセ文化センター会員=
1000円

■お問い合わせ・会場

アテネ・フランセ文化センター
東京都千代田区神田駿河台2-11
アテネ・フランセ4F
JR 御茶ノ水・水道橋駅より徒歩7分
03-3291-4339(13:00-20:00)