マティアス・ピニェイロ映画祭2015
Retrospectiva de Matías Piñeiro 2015

2015年12月11日(金)・12月12日(土)
会場:アテネ・フランセ文化センター

ヴィオラ

ロザリンダ

フランスの王女

アルゼンチンを代表する若手監督として世界中から注目されているマティアス・ピニェイロ。アルゼンチンの作家、サルミエントの著作に想を得た『盗まれた男』と『みんな嘘つき』。以後、『ロサリンダ』『ビオラ』とシェイクスピアの翻案シリーズに取り組み、2014年夏にロカルノ映画祭コンペティションで最新作『フランスの王女』を発表。古典文学にインスピレーションを得ているピニェイロ作品は、決して素直な“翻案”ではなく、入り組んだ物語を巧みな映像で織りなす独自のスタイルは更に磨かれ、洗練と官能と遊び心が溢れ出します。今回は最新作も含めた4作品を一挙上映!

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「マティアス・ピニェイロ映画祭2015」の最新情報は以下のウェブページで、随時更新していく予定です。

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■上映スケジュール

12月11日(金)

18:30 「みんな嘘つき」(75分)
20:05 「ロサリンダ」(43分)

12月12日(土)

16:30 「ビオラ」(63分)
18:00 「フランスの王女」(67分)

■上映作品

みんな嘘つき

みんな嘘つき
Todos mienten
2009(75分)ブルーレイ上映

監督・脚本:マティアス・ピニェイロ
撮影:フェルナンド・ロケット
出演:ロミーナ・パウラ、マリア・ビジャール、フリア・マルティネス・ルビオ

辺鄙な田舎の一軒家に、著名なアルゼンチンの歴史家の末裔と思われる若いアーティストのグループが集う。彼らは共に語らい、酒を飲み、愛し合い、音楽を楽しみ、芸術作品を偽造し、互いを監視し、陰謀を張りめぐらせる。複雑に交錯する予測不可能な物語を巧みな映像表現で紡ぎだした本作は、サルミエントの著作から想を得ている。

ロサリンダ

ロサリンダ
Rosalinda
2010(43分)ブルーレイ上映

監督・脚本:マティアス・ピニェイロ
撮影:フェルナンド・ロケット
出演:マリア・ビジャール、アルベルト・アハーカ、アグスティーナ・ムニョス

シェイクスピアの翻案シリーズ第1弾。「お気に召すまま」のリハーサルのために、俳優たちがティグレの島を訪れる。眩しい陽光と豊かな自然に恵まれた環境の中、役柄と自身との境を次第に曖昧にしていく若き俳優たち。チョンジュ・デジタル・プロジェクトからの委託で制作。フェルナンド・ロケットの流麗な撮影が美しい。

ビオラ

ビオラ
Viola
2012(63分)ブルーレイ上映

監督・脚本:マティアス・ピニェイロ
撮影:フェルナンド・ロケット
出演:マリア・ビジャール、アグスティーナ・ムニョス、エリサ・カリカホ

ピニェイロ作品の常連マリア・ビジャールが、主人公ビオラを演じる。ボーイフレンドとはじめたビジネスのためにブエノスアイレスの街を自転車で走り回るビオラと、シェイクスピア作「十二夜」の演劇にとりくむ女性たち。彼女たちとの出会いが、ビオラの生活にある変化をもたらす。その独自の映像スタイルが際立つ。

フランスの王女

フランスの王女
La princesa de Francia
2014(67分)ブルーレイ上映

脚本:マティアス・ピニェイロ
撮影:フェルナンド・ロケット
出演:フリアン・ラルキエル・テジャリーニ、アグスティーナ・ムニョス

メキシコからブエノスアイレスに戻ってきたビクトルは、昔の劇団仲間に「恋の骨折り損」のラジオ演劇の話を持ちかける。ビクトルのことを知り過ぎている5人の女たちとの稽古は、次第に “失われた恋に骨を折る”ものへとなっていく。流麗な室内楽のようなシェイクスピアシリーズ第3弾。2014年ロカルノ国際映画祭コンペティションに選出された。


■監督紹介

マティアス・ピニェイロ

マティアス・ピニェイロ Matías Piñeiro

1982年、ブエノスアイレス生まれ。 国立映画大学で映画を学び、後に同校で映画史と映画制作の講義も行う。『盗まれた男』(2007)でチョンジュ国際映画祭グランプリ受賞、その後の作品はベルリン、ロカルノ等の国際映画祭でも上映。2011年にハーバード大学のフェローシップとして渡米し、2012年からニューヨーク大学で学び、現在ボストンのMassArtで教鞭をとっている。また、現在はシェイクスピア翻案シリーズ第4弾『Hermia & Helena』 (2016完成予定)の編集や、スペインの映画作家であり良き友人でもあるルイ・パティーニョとCPH:DOX LABプロジェクトで共同制作中でもある。2014年には、傑出した若い才能に対して与えられるリンカーン・センターのMartin E. Segalアワードを受賞した。
©Myrna Suarez


【お詫びと訂正】
チラシの告知におきまして、「フランスの王女」の情報に誤りが含まれておりましたので、訂正のご案内をさせていただきます。上映会へご参加の際には、下記の情報をご参照くださいますようお願い申し上げる次第です。

裏面の作品情報
(誤)「フランスの女王」
(正)「フランスの王女」

2015年11月25日
アテネ・フランセ文化センター
Happy Tent



■各回入れ替え制

■日本語字幕付き(「みんな嘘つき」と「フランスの王女」は日本語、英語字幕付き)

■料金

一般=1200円/4回券=4200円
アテネ・フランセ文化センター/学生/シニア=1000円


チラシのダウンロードはこちら

マティアス・ピニェイロ映画祭2015 マティアス・ピニェイロ映画祭2015
表面裏面

■会場&お問い合わせ

アテネ・フランセ文化センター
東京都千代田区神田駿河台2-11
アテネ・フランセ4F
TEL. 03-3291-4339

■主催

アテネ・フランセ文化センター
Happy Tent