映画の土曜日 東京編 part.4
レナーテ・ザミ 「一年」上映+トーク

2014年3月15日(土)
ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)

一年

一年

一年

特集上映と初来日を記念して、レナーテ・ザミ監督がドイツで仲間たちと主催していたイベント「映画の土曜日」の「東京編」を開催します。作品の抜粋上映を交えながら、ドイツ映画研究者の渋谷哲也氏がザミ監督に来歴、映画観、思想をうかがいます。そして、ザミ監督の最新作「一年」を全編特別上映!

■スケジュール
3月15日(土)14:00-開演
※13:30開場、16:30終了予定

■作品紹介

一年

一年
Ein Jahr
2011年(12分)※デジタル作品

監督:レナーテ・ザミ

一年の季節の移り変わりを自宅の窓から記録し、12分の映像として作品化したザミ監督の現時点での最新作。2011年のニューヨーク映画祭でプレミア上映された。


■出演者プロフィール

レナーテ・ザミ

レナーテ・ザミ Renate Sami

1935年、ベルリン生まれ。1975年から映画を撮り始める。それ以前は英語、フランス語、ドイツ語の授業や翻訳活動を行い、映画制作とは無縁だった。
ドイツ赤軍派に属した映画作家ホルガー・マインスが逮捕後にハンガーストライキを決行し、1974年11月9日に亡くなったのを契機に、監督第一作『いずれ誰もが死ぬ、ただ問題はいかに死ぬか、そしていかに生きたかだ』(1975)を撮る。その後『ジャックポット』(1977)、『物語を語る』(1978/79)等を制作。
『チェザレ・パヴェーゼ トリノ—サント・ステファノ・ベルボ』(1985)では、作家パヴェーゼが生まれた街と命を絶った街を訪れ、それらの街が描かれた彼の最後の二つの小説を取り上げた。
その後、ザミが18歳で初めて訪れたエジプトを題材に『ピラミッドと共に』(1990)を制作。その他の作品に、『ブロードウェイ 95年5月』(1996)、『タリアセン フランク・ロイド・ライト』(2003)、スーパー8で撮りためられた映像にパヴェーゼの詩や音楽を重ねた『映画日記1975‐85』(2005)、『リアーネ・ビルンベルクの工房と彼女の父ダーヴィット・バルフ・ビルンベルクの物語』(2007)など。最新作は自宅の窓の外の壁から時間の流れを捉えた『一年』(2011)。

渋谷哲也

1965年生まれ。ドイツ映画研究者。東京国際大学准教授。著書に「若松孝二 反権力の肖像」(共著/作品社)「ファスビンダー」(共著編/現代思潮新社)等。ドイツ映画の上映企画、字幕翻訳も数多く手がける。


■関連企画

特集 レナーテ・ザミの世界

2014年3月13日(木)・3月14日(金)会場:ドイツ文化会館ホール
2014年3月16日(日)会場:映画美学校試写室


ホルガー・マインスの死を契機に、映画制作を開始したレナーテ・ザミ監督。7作品の上映によって、その孤高の歩みを辿る。ザミ監督の初来日も決定。

http://www.athenee.net/culturalcenter/program/sa/sami.html

主催:アテネ・フランセ文化センター 東京ドイツ文化センター


■無料(要予約)

電話(エスパス・ビブリオ:03-6821-5703)もしくは、メール(info@espacebiblio.superstudio.co.jp)にて。メール受付の場合は、件名「3/15 映画の土曜日希望」・お名前・電話番号・参加人数をお知らせください。追って返信メールで予約完了をお知らせいたします。

■会場&お問い合わせ

Espace Biblio(エスパス・ビブリオ)
東京都千代田区神田駿河台1-7-10
YK駿河台ビルB1
TEL. 03-6821-5703

■主催

Espace Biblio
アテネ・フランセ文化センター

■協力

レナーテ・ザミ

■助成

科学研究費補助金
基盤研究(C)24520172