アルベール・セラ Albert Serra

1975年、スペイン・カタルーニャ州、バニョラス生まれ。バルセロナ大学にて文学理論とスペイン比較文化を専攻。2003年『Crespia』で映画監督としてデビュー。その後、2006年『騎士の名誉』がカンヌ国際映画祭監督週間部門にセレクションされ、国際的に脚光を浴びる。複数の短編を制作後、再び2008年『鳥の歌』が監督週間部門にセレクションされる。2011年には、「キリストの名前 Els Noms de Crist」、また、110時間に及ぶヴィデオ作品「三匹の子豚」を発表。2013年には、パリのポンピドゥーセンターにてインスタレーションやパフォーマンスを含めた大規模な回顧展が開催された。同年、カサノヴァの「回想録」からインスピレーションをえた『私の死の物語』でロカルノ国際映画祭、最高賞である金豹賞に輝く。2016年、ヌーヴェルヴェーグの俳優、ジャン=ピエール・レオを主演に迎えた最新作『ルイ14世の死』は、カンヌ国際映画祭公式部門に特別招待され、同年、ジャン・ヴィゴ賞を受賞する。また、2017年にはリスボンのギャラリー(la Galerie Graça Brandão)にて「太陽王(ルイ14世)」を巡るパフォーマンスも発表した。


過去の上映作品

ルイ14世の死 2016