ヤスミン・アフマド Yasmin Ahmad


1958年生まれ。6歳のときに見た『座頭市』映画に衝撃を受けた。イギリスで心理学を学び、その後、広告業界に進み、数多くのCM作品を手がけた。2003年に後に「オーキッド・シリーズ」となる『ラブン』で映画監督デビュー。自分が最もよく知っている世界=家族の話を描こうと、自伝的要素が強くあふれた作品になる(役名「オーキッド」は、監督の妹の名前)。2004年『細い目』、2005年『グブラ』でマレーシア版アカデミー賞を受賞し、“マレーシア映画新潮”の代表的な存在となる。マレー系のイスラム教徒だが、母方の祖母は日本人。その祖母をモデルに自らのルーツを探る新作『ワスレナグサ』を構想し、2009年10月に石川県などで撮影を予定していたが、その数ヶ月前の7月25日に急逝した。


過去の上映作品

ラブン Rubun 2003
細い目 Sepet 2004
グブラ Gubura 2005
ムクシン Mukhsin 2006
ムアラフ 改心 Muallaf 2007
タレンタイム Talentime 2008