奇跡

Ordet 1955年(126分)

監督/カール・テオドア・ドライヤー

出演/エミール・ハス・クリステンセン

自分をキリストだと語り、家族から疎まれている農場一家の次男ヨハネス。だがその彼だけが‘奇跡’を起こす力を持っていた…。牧師でもあった劇作家カイ・ムンクの「言葉」を原作に、神への信仰の意味を問うた映画史上の傑作。死者が甦るその結末のシーンは、ドライヤーの映画世界をまるごと凝縮したような崇高さ、透明感をはらむ。