今宵かぎりは…

Heute nacht oder nie 1972年(90分)

監督・脚本/ダニエル・シュミット

撮影/レナート・ベルタ

出演/イングリット・カーフェン フォリー・ガイラー

シュミットの名を国際的に知らしめた長編処女作。年に一度、主人と召使いの役割が逆転する聖ネポムークの日。城館を舞台に、一夜かぎりの主人である召使いたちの前で、旅芸人の一座が紋切り型の派手な見せ物を演じる。キッチュすれすれの退廃美と極端に緩慢なリズムにより、ブルジョワ文化が徹底的に“スペクタクル”化される。