クリス・フジワラの「映画表現論」 現代映画とはなにか?
What Is Contemporary Cinema?

2016年4月23日(土)・5月28日(土)・6月18日(土)
会場:アテネ・フランセ文化センター

「現代映画とは何か」―この大きな問題を、国際映画批評家連盟Webマガジン編集長で、前エジンバラ映画祭アーティスティック・ディレクターのクリス・フジワラ氏が選定した映画の上映と講義を通して考える。

応亮(イン・リャン)短編集作品決定のお知らせ
6月18日(土)の上映作品が決定!最新作『ある晴れた日』は日本でのプレミア上映となります。上映作品は以下の通りです。

『慰問』(Condolences/2009年)
『薬』(Medicine/2009年)
『アイ・ラブ・レイカーズ』(I Love Lakers/2009年)
『ある晴れた日』(A Sunny Day/2016年/ジャパン・プレミア上映)


上映時間の変更のお知らせ
6月18日(土)の上映開始時間が変更になりました。上映会へご参加の際には、下記の情報をご参照くださいますようお願い申し上げる次第です。ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、何卒ご理解いただけますと幸いです。

6月18日(土)
18:00- 応亮(イン・リャン)短編集+講義

毎月1回、3ヶ月に分けて行われるこのシリーズでは、中国の、また中国についての優れた映画を上映し、検討していく。今回上映する映画はどれも空間と時間のラディカルな構造をつうじて、現代映画の見解を深めていくのと同時に、中国の現在・過去・未来についても描いているのだ。

クリス・フジワラ(前エジンバラ映画祭アーティスティック・ディレクター/映画批評家)

■スケジュール

4月23日(土)

17:00 『凱里ブルース』+講義

5月28日(土)

17:00 『鉄道』+講義

6月18日(土)

18:00 応亮(イン・リャン)短編集(『慰問』『薬』『アイ・ラブ・レイカーズ』『ある晴れた日』)+講義

※いずれも講義はクリス・フジワラ氏、通訳は藤原敏史氏(映画監督)。

■上映作品

凱里ブルース

凱里ブルース
路邊野餐/Kaili Blues
2015年/110分

監督:畢贛(ビー・ガン)

鮮烈なデビューを果たした、詩人でもある若手映画監督は、中国南西部における時間の流れと生活の性質について 魅惑的な黙考をもたらす。貴州省の経済的リアリティと日常生活に根ざしながら、同時に『凱里ブルース』は、その舞台を過去と現在、現実と非現実のあいだにある不安定な世界として表象する。

鉄道

鉄道
The Iron Ministry
2014年/82分

監督:J・P・シニァデツキ

中国の鉄道を3年間撮影し続けた結果、この映画は、時間・空間・動きをめぐり、没入的で、形式的な大胆さに満ちた作品となった。乗客の会話をつうじて、中国の現在と未来についての議論を提示する意欲作。

慰問

応亮(イン・リャン)の短編映画
(『慰問』『薬』他)


応亮は、最初の3本の長編映画(『あひるを背負った少年』『アザー・ハーフ』『グッド・キャット』)で中国の最も重要な若手映画監督の一人としての地位を確立した。今回は中国と香港で制作した短編を上映。応亮の作品は鋭く洗練された政治的眼差しで深い同情と大胆な映画的な感性を兼ね備えている。


■全作品日本語字幕付
■全作品デジタル上映

■料金
一般=1800円(3回券=5000円
アテネ・フランセ文化センター会員=1500円

チラシのダウンロードはこちら

現代映画とはなにか?

■会場・お問い合せ

アテネ・フランセ文化センター
千代田区神田駿河台2-11
アテネ・フランセ4F
JR 御茶ノ水・水道橋駅より徒歩7分
03-3291-4339

■主催
アテネ・フランセ文化センター

■共催
映画美学校