1920年代末のウクライナの農村。若者たちはコルホーズ(集団農場)を建設しトラクターを導入しようとするが、新しい技術・新しい時代を恐れる富農たちはこれを妨害し、ついには若者たちのリーダーを殺してしまう。農業集団化が推進された時代の農村を舞台にしたこの作品は、公開当初、リーダーが殺されるという結末をはじめとして、さまざまな批判を受けることになった。しかし、生と死をめぐる哲学を映像化した手腕、そして何よりも全編を通じて発揮されたドヴジェンコの美学は、多数のソ連の映画人を魅了し、サイレント期ソビエト映画の傑作として、今もなお愛されつづけている。