ニュー・ジャーマン・シネマ回顧
ジーバーベルク ファスビンダー クルーゲ

2017年9月12日(火)〜9月30日(土)(14日間)
会場:アテネ・フランセ文化センター

過去の映画と決別し新しい映画を作るため、若手作家たちは1962年に「オーバーハウゼン宣言」を行った。それから55年の節目を迎える今年は、毎年上映しているライナー・ヴェルナー・ファスビンダー作品に加え、ハンス・ユルゲン・ジーバーベルク、アレクサンダー・クルーゲなど、ニュー・ジャーマン・シネマを牽引した巨匠たちの作品を一挙上映します。

ニュー・ジャーマン・シネマの〈新しさ〉はいまだ汲みつくされていない。ファスビンダーをヴェンダースやヘルツォークのような異郷の探訪者でなくドイツに直接対峙した映画作家たちと並べて見た時に、ローカルなものを標的とした彼の映画の意味が理解されるだろう。戦後ドイツの〈新しい〉映画はドイツの歴史社会のコンテクストをその先鋭的な映画美学に絡ませている。クルーゲとジーバーベルクは同時代人として同じモンタージュ技法を駆使しつつ、まったく対照的なドイツ史の脱構築を行っていた。おそらくここにシュレーターを加えると、戦後ドイツの生み出した先鋭的で過激な映画美学の見取り図が浮かび上がるはずだ。
渋谷哲也(ドイツ映画研究者)



上映作品の解説はこちら

■スケジュール

○ハンス・ユルゲン・ジーバーベルク
9月12日(火)

15:20 ルートヴィヒⅡ世のためのレクイエム(134分)
18:00 カール・マイ(182分)

9月13日(水)

17:10 ヒトラー、あるいはドイツ映画 第1部+第2部(217分)

9月14日(木)

17:30 ヒトラー、あるいはドイツ映画 第3部+第4部(193分)

9月15日(金)

15:20 カール・マイ(182分)
18:50 ルートヴィヒⅡ世のためのレクイエム(計134分)

9月16日(土)

12:00 ヒトラー、あるいはドイツ映画 第1部+第2部(217分)
16:10 ヒトラー、あるいはドイツ映画 第3部+第4部(193分)
19:30 トーク:深田晃司(映画監督)+渋谷哲也

○ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
9月20日(水)

17:30 何故R氏は発作的に人を殺したのか?(88分)
19:30 ニクラスハウゼンの旅(86分)

9月21日(木)

15:00 アメリカの兵隊(80分)
16:50 キュスタース小母さんの昇天(102分)
19:00 ローラ(115分)

9月22日(金)

15:00 ローラ(115分)
17:30 ニクラスハウゼンの旅(86分)
19:30 アメリカの兵隊(80分)

9月23日(土)

13:00 何故R氏は発作的に人を殺したのか?(88分)
15:00 キュスタース小母さんの昇天(102分)
16:45 トーク(交渉中)

○アレクサンダー・クルーゲ
9月26日(火)

17:00 秋のドイツ(119分)
19:30 昨日からの別れ(87分)

9月27日(水)

14:50 過激なフェルディナント(98分)
17:00 愛国女性(123分)
19:30 定めなき女の日々(92分)

9月28日(木)

15:00 昨日からの別れ(87分)
17:00 愛国女性(123分)
19:30 過激なフェルディナント(98分)

9月29日(金)

14:30 定めなき女の日々(92分)
16:30 感情の力(115分)
19:00 秋のドイツ(119分)

9月30日(土)

12:30 感情の力(115分)
14:30 トーク:竹峰義和(ドイツ思想研究者)、渋谷哲也



■全作品日本語字幕付
■各回入替制
■本特集の半券をお持ちの方は、トークにご参加いただけます。

■料金
一般=1200円
学生/シニア=1000円
通し券=14000円

アテネ・フランセ文化センター会員=800円
通し券(会員)=10000円
※通し券は複数人使用不可。全15プログラム有効。

■会場・お問い合せ

アテネ・フランセ文化センター
千代田区神田駿河台2-11
アテネ・フランセ4F
JR 御茶ノ水・水道橋駅より徒歩7分
03-3291-4339

■主催
アテネ・フランセ文化センター

ゲーテ・インスティトゥート
東京ドイツ文化センター